【毎日1,000字チャレンジ8日目】威圧感・向こう見ず・平穏【小説練習】
こんにちは。
夢の印税生活を目指し、ライトノベル作家を志すしかたなすびです。
文章力を向上させるため、毎日1,000字以内で短編小説を書くことを目標にしました。
名付けて、毎日1,000字チャレンジです。
今日で8日目です。
まずは簡単に私の自己紹介を……
- アラサー男性
- ファンタジー小説好き
- 愛読書は週刊少年ジャンプ
- 仕事嫌い。飲み会嫌い。
- 今まで小説は書いたことないけど、なんとなく自信がある
ルールは、キーワードを3つ用意し、それを満たす物語とします。
今日のキーワードは、「威圧感」「向こう見ず」「平穏」です。
お暇でしたらお付き合いください。
威圧感・向こう見ず・平穏
前方に見えるのは、山よりも大きな裸の女性。全身が淡く発光しており、真夜中にもかかわらず遠くからでもよく見えた。巨大女のブロンドヘアーは、長く腰まで伸びている。両手に持つ水瓶は傾いており、そこからは無限に水が湧き出ていた。
いつもなら豊かな水資源に感謝しているところだったが、しかし今日は困ったことに、湧き出る水の量が尋常ではないのだ。下流では川の氾濫が起きている。
「行きたくない! 帰りたい!」
大きいものはそれだけで恐ろしい。愛馬のたてがみを撫でながら、俺はたまらずぼやいてしまった。あまりの威圧感に寒気がしてくる。
それでも可能な限り急いではいるが、明かりのない道ではそれほど速度は上げられない。巨大女の足元につくまでには、もうしばらくかかるだろう。
「もっと急げ! 集中しろ! 今にも市民の命が、財産が、危険にさらされているんだぞ!」
並走する馬に乗る同僚が、声を張り上げた。
「そうは言ってもなあ。あれをどうしろっていうんだよ。もう少し水の量を落としていただけませんか、ってお願いするのか? 話が通じるとは思えないぜ。」
「願いを聞き入れていただけない場合は、実力行使だ。」
「まじで言っているのかよ。」
巨大女の足元に、俺たちはようやくたどり着いた。同僚が叫ぶ。
「星の女神よ! 我らはナイトである! どうか我らの声に耳を傾けてはもらいないだろうか!」
聞こえるはずがなかった。水瓶から落ちる水は、滝のような轟音を立てているのだ。
俺と同僚は互いに目を合わせ、覚悟を決めて弓を引いた。肌に矢を受けた巨大女はうるさい虫を払うように、足で地面をこする。水瓶の傾きが、ほんのちょっと緩くなったような気がした。
基本的に巨大女は動かない。ごく稀に姿勢を変えるだけ。水瓶がちょうどいい塩梅に傾くまで、俺と同僚は、命を懸ける。市民の平穏を守るため。
以上、754字
感想
相変わらず、よくわからない世界観ですね。
でも、心なしか、ちょっとライトノベルっぽくなってきた気がします。
巨大生物と戦うって、燃えるシチュエーションですよね。