しかたなすびの読書記録

ー夢は莫大な不労収入ー

【感想】アナ雪2の考察と妄想。こうしたらもっとわかりやすい話になる。

2021年11月19日のこと。

金曜ロードショーで『アナと雪の女王2』がやっていて、子どもがいつもより早く寝てくれたこともあり、最初から最後までゆっくり見れた。



アナ雪の一作目の方は映画館で見ていて、めちゃくちゃ面白くて、さすが社会現象になるほど流行ってるだけあるなと思った。

流行ってるものはなんとなく行かないというへそ曲がりな僕でも、早く見に行けばよかったと思うぐらい面白かった。



そんなこともあり、『アナと雪の女王2』は期待大で見てたんだけど、途中「あれっ?」と思うことが多数。

次の日もぐるぐると頭の中で考えてしまったから、文章化してみることにした。



この記事では、『アナと雪の女王2』の問題点を挙げていき、どうすればもっと面白くなったのか、という個人的な感想を書く。

ちなみに、僕は原作を読んでいないし、他の人の感想も見ていないし、これは完全なる独りよがりの感想だ。

ネタバレも含むから注意。


[:contents]



テーマがわからない

一作目では、

・真実の愛
・ありのままの自分

が、作中を通して描かれている一方で、アナ雪2のテーマが判然としない。

作中と歌やセリフから推測されるに、

・心を一つに
・正しいことをする
・水は記憶を持っている
・大人になる
・未知の先へ

と、思いつく限りで5個もあり、一番のテーマはなんだったのかと考えてもわからない。



問題点

一作目で解決したはずなのに、エルサは自分の氷の力に悩む。

「私は何のために生まれてきたのか」という問いは普遍的なものかもしれないけど、一作目で「アナとの真実の愛」に目覚め、「ありのままの自分」を受け入れたんじゃなかったの?

と、どうしても同じことの繰り返しに見える。



他にも気になるところが多数。

・クリストフがプロポーズのこと気にしすぎ

・ふつう、決壊したら国が滅ぶようなところにダムを作るか?

・ダム作ってから30年以上経ってて、しかもその場所が霧で確認しにいけないとか、メンテナンスが不安すぎてて下流の街に住んでられないよ

・30年以上も霧の中でさまよってた兵士たちの苦労が忍ばれる

・原住民の方が数が多すぎ。兵士たちはよく生き残ってたよね

・怒ってるはずの精霊を大人しくするのチョロすぎ

・アースジャイアントは自分でダム壊せたじゃん

・アナに女王は務まらないんじゃないかな

・エルサは自分の力の責任として、国を出ることになったけど、本当にいいの?


僕が考えたアナ雪2

と、気になることがありすぎて仕方なくなってしまったので、僕が考えたアナ雪2を文章化することにした。

以下、僕の妄想です。



プロローグ

(一作目からのつながりとして)エルサは、アナからの真実の愛を受け入れ、ありのままの自分を開放していく。


今までお城に引きこもってきたこともあり、外の世界への興味が深くなっていく。(外の世界に対して開放的なアナの性格に似てくる。)


日常的に氷の力を使うようになり、力への理解が深まる。


それと比例するように、謎の歌声が聞こえるようになっていく。


謎の声の正体を探しに冒険に行きたいが、女王だから国を離れるわけにはいかない。



精霊の襲撃

そんな平和な日々だったが、突然、精霊が国を襲撃する。


住民たちは高台へ避難する。(精霊はまだ人間を信じたい気持ちがあるから、避難させた。)


そこへトロールが現れ、霧の森と、ダム、精霊の話を聞く。


精霊を鎮めるために冒険に出かける。



霧の森

原住民と、国の兵士が争っている。


アナとエルサが仲裁に入る。


霧の中は時がゆっくり流れていることを知る。(外の世界では30年以上だけど、霧の中は数年ぐらいしか経っていない。戦争真っ最中。)


霧の森で一部の精霊と和解するが、他の精霊は怒り狂っていて和解できない。


エルサの力が暴走し、氷の力で水の記憶を見ることになり、両親が関わっていることを知る。


両親の船の残骸を見つける。


戦争の真実を見つけるため、謎の歌声が聞こえてくる方へ、水の記憶が集まる場所へ向かう。



エルサとアナの別行動

エルサは、アナの身を案じ、別行動をとる。


エルサは、水の記憶を見る。


戦争の原因が、先々代の国王(エルサとアナの祖父)の裏切りにあることを知る。


その裏切りによって、精霊が人間に失望していることを知る。


また、戦争の最中、エルサの母が父を助けていることを知る。


そのとき、母はエルサを身ごもっていた。


夫婦の真実の愛を見た第五の精霊は、愛の象徴であるエルサの中に自らを封じる。


エルサの父母の愛の記憶、先々代の国王の国への愛と後悔を知る。


氷の力の本質は、水の記憶を物理的に再現する能力であると知る。


戦争の記憶、精霊の怒りの大きさに耐えきれず、自分を守るため、(一作目でアナが凍りついたように、)今度はエルサが凍りついてしまう。


最後の力を振り絞り、アナに助けを求める。



アナの冒険

エルサのSOSを受け取ったアナは、争いの象徴であり、精霊の苦しみの源であるダムを壊すことを決意する。(下流の国は滅ぶが、高台に避難しているため、住民の命は守られることになる。)



アナのエルサへの愛。

兵士の国への愛。

原住民の自然への愛。



様々な愛の形が怒り狂う精霊をなんとか鎮める。


人間同士の争いも鎮まる


精霊も人間も、みんなで協力してダムを壊す。

過去の記憶の人たち(魂としての存在で)も協力する。

過去、現在、未来が交差する



ダムが決壊し、精霊の力が正常化したことで、エルサの中の第五の精霊の力も増し、エルサの氷が溶ける。


みんなで協力してダムを壊す記憶を見て、人間への希望を取り戻した第五の精霊とエルサは、下流の国を守るため、他の精霊の力を借りながら国に急いで戻る。


決壊したダムの水流から街を守る。



エンディング

霧の森の中で生きていたと思っていた兵士と、原住民は、実は既に滅んでいた。


エルサの氷の力で、過去の記憶(魂)を読み取っていただけだと知る。


アナとエルサの2人の存在が、精霊と人間の架け橋になることを自覚する。


エルサは、未知の冒険に憧れ、精霊とともに冒険に出かける。


アナはエルサの冒険を後押しし、自分が女王になり、いつかエルサの帰る居場所を守ることを誓う。


おわり。



まとめ

以上、妄想でした。

アナ雪2、面白かったです。