しかたなすびの読書記録

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【読書の振り返り】2021年に読んだ本45冊

2021年に読んだ本を振り返る。



漠然と作家になりたいと思い始めてから、

「年に100冊を読む!」

を目標にしていたけれど、振り返ってみると45冊しか読んでない。目標の半分以下。



それでも結構がんばって読んだと思う。

まとまった時間をとるって難しくて、隙間の時間を見つけてちょいちょい読み進めていたけど、意外と本ってたくさん読めるんだなって思った。

面白い小説って数行読むだけでも楽しいから、5分の読書とかでも気持ちがリフレッシュできる。



2021年はこれまでの人生で一番本を読んだ年になった。

2022年も年に100冊を目標にする。



ここから下は読んだ本の作者とタイトルを記録する。

そして最後は、記憶に残っている本のベスト3を挙げておく。


芥川賞受賞作

芥川賞を全部読むというのも目標の1つだった。

純文学ってとっつきにくいイメージがあったけど、読んだ本はどれも面白かった。

読んでいると自分の記憶や経験が浮かび上がってきて、つらくなったり苦しくなったりする。

何がそうさせているんだろうか?

文体? ストーリー?

いつか僕も純文学を書いてみたい。



津村記久子『ポトスライムの舟』

小山田浩子『穴』

村田沙耶香『コンビニ人間』

又吉直樹『火花』

綿矢りさ『蹴りたい背中』

羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』

西村賢太『苦役列車』

山下澄人『しんせかい』

池澤夏樹『スティル・ライフ』

本谷有希子『異類婚姻譚』

川上弘美『蛇を踏む』

朝吹真理子『きことわ』

金原ひとみ『蛇にピアス』

村上龍『限りなく透明に近いブルー』

田中慎弥『共喰い』

鹿島田真希『冥土めぐり』

高橋弘希『送り火』

川上未映子『乳と卵』

沼田真佑『影裏』



古典的名作

名作はやっぱり面白い。

でも、読んでいて疲れる。

あんまりページも進まない。

時間のあるときにもっと読みたい。



三島由紀夫『美しい星』

三島由紀夫『潮騒』

夏目漱石『三四郎』

川端康成『雪国』

川端康成『みずうみ』

川端康成『眠れる美女』

川端康成『伊豆の踊子』

川端康成『古都』

谷崎潤一郎『痴人の愛』

谷崎潤一郎『春琴抄』

谷崎潤一郎『刺青・秘密』

泉鏡花『歌行燈・高野聖』




現代の小説

どれも面白かったけど、長編小説は読むのに時間がかかるから、隙間の時間じゃ読みきれない。

芥川賞をあらかた読んだら、次は直木賞を読破したい。いつかの目標とする。



綿矢りさ『インストール』

原田マハ『太陽の棘』

東野圭吾『手紙』

村上春樹『ノルウェイの森』上下巻

津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』

恒川光太郎『夜市』

恩田陸『光の帝国』

山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』

松本清張『黒革の手帖』上巻のみ

坊っちゃん文学賞受賞作品集『夢三十夜』



エッセイ

エッセイってあんまり読んだことないんだけど、これは面白かった。

星野源が好きになった。

テレビで星野源を見るたびちょっとうれしくなる。

もっとエッセイも読みたい。



星野源『よみがえる変態』



海外小説

海外小説は情景のイメージが湧きづらくて、苦手意識がある。

けど、もっと読みたい。



スティーブン・キング『ダーク・タワー』
フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』
J.Dサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』



ベストスリー

いつまでも思い返してしまうような、記憶に残っている小説を3つだけ厳選するとしたら。



村上春樹『ノルウェイの森』



スティーブン・キング『ダーク・タワー』



星野源『よみがえる変態』



ノルウェイの森は、読んだあともずうーっと焦燥感が残る。

登場人物は、みんな世間に溶け込めなくて、ズレを感じて生きている。

そのズレが、読んでいる自分にも当てはまるような気がしてつらい。その感覚がずうーっと残る。

村上春樹は罪深いと思う



ダーク・タワーは、やばい。

まず、長い。7巻もある。

読み切るのに数年かかった。

でも面白い。これほど濃厚なファンタジーは存在しないんじゃないかとさえ思う。

途中、続編がなかなか出ない時期もあったらしく、完結までに長かったようだけど、本当に完結してよかったと思う。



よみがえる変態は、星野源を見るたびに思い出す。

彼の人となりをすこしでも知れたような気がして、ファンになってしまった。

音楽はあんまり聞かないけど、ファンです。





以上、2021年の振り返りおわり。