【毎日1,000字チャレンジ11日目】大胆さ・制限・神秘【小説練習】
こんにちは。
夢の印税生活を目指し、ライトノベル作家を志すしかたなすびです。
文章力を向上させるため、毎日1,000字以内で短編小説を書くことを目標にしました。
名付けて、毎日1,000字チャレンジです。
今日で11日目です。
まずは簡単に私の自己紹介を……
- アラサー男性
- ファンタジー小説好き
- 愛読書は週刊少年ジャンプ
- 仕事嫌い。飲み会嫌い。
- 今まで小説は書いたことないけど、なんとなく自信がある
ルールは、キーワードを3つ用意し、それを満たす物語とします。
今日のキーワードは、「大胆さ」「制限」「神秘」です。
お暇でしたらお付き合いください。
大胆さ・制限・神秘
私は深く胸元が開いた夜空のようなドレスを身にまとい、舞台の中央にいた。
周囲には私を取り囲むように8本の長剣が床に直立して刺さっている。これらの長剣は、先ほど司会の男が試し斬りを行い、その切れ味が保証されている代物だ。今この会場でライトを浴びているのは私だけ。観客の顔は暗くてよく見えないが、視線が私に集中しているのがよくわかる。呼吸は深く長く。集中が高まる。
司会が私の背後から近づき、抱きしめるように手を回した。手には白い布。それが、私の目を覆う。何も見えない。視界が制限される。
「それじゃあ、頑張ってね。」
司会が私の長い耳にささやき、私はゆっくりと頷いた。
司会の気配が離れていき、やがてゆっくりとした弦楽器の音楽が流れる。私は音楽のリズムを体になじませ、少しずつ体を揺らしながら、ステップを踏み、両手を伸ばし、踊り始めた。
長剣の間を行ったり来たり。時には慎重に、時には激しく。跳んだり跳ねたり、何度も練習して体に染みつけた動作を繰り返す。踊りは一種の魔術的な儀式であり、会場全体が高揚していくのがわかる。舞台の上では今、実際に星幽世界と接続している証拠として、微精霊の神秘的な輝きが見て取れることだろう。微精霊の導きのおかげで、私は長剣の正確な位置を把握した。踊りがもっと大胆になる。
観客の貴族連中は、安全に上品にスリルを楽しんでいた。私の1つ前のショーでは2人の男の剣劇で血が舞った。もちろんそれはただの血のりであったが、観客には本物の血に見えたことだろう。また事故が起こるかもしれないという期待は、会場に緊張を生み出している。
曲調がダイナミックに変わる。
私は腰を落とし、刺さっていた長剣の1つを引き抜いた。
振り上げ、振り下ろし、仮想敵からの攻撃を避けるように転がった。間髪入れず長剣を床に突き刺し、立ち上がる。即座に違う剣を手にとり、再び舞う。剣をとっかえひっかえ、踊り続ける。8本の剣すべてを振り回したころ、剣はすべて舞台中央に集まっていた。
剣は強く発光しており、次第に光は強まっていった。観客が思わず目を覆う。私は光を背後にしたまま、目隠しをそっと外し、静かに舞台から立ち去った。
ゆっくりと光を失っていき、やがて舞台は真っ暗となる。
暗闇に慣れた私の目は、観客の満足そうな顔がよく見えた。
以上、948字
感想
落ちも何もない話ですね。
ただただ幻想的なショーを書いてみようと思ったのですが、難しいです。
今日は一人称で女性視点を意識して書いてみましたが、やはり私が男性なので、女性視点は得意ではないのかもしれません。
前回の毎日1,000字チャレンジのようにはうまく行かず、主人公のキャラクターが見えてこない文章になってしまいました。
明日もまた頑張ります!