書きたいものがなくても小説家になれる。『マンガを読んで小説家になろう!』を読んだ感想
出版評論家の大内明日香と、作家の若桜木虔の著作『マンガを読んで小説家になろう!』を読みました。
この本は、「書きたいものがなくても小説家になれる」というスタンスで書かれている本で、小説をビジネスとして考える心得、みたいなものが詰め込まれているものでした。
私のような「小説の才能がないと自覚している人」にとっては、とても有意義な本だと思います。
ということで、今日は「小説を書きたいと思っているけど書けない人が、どうやって小説家になるために戦っていけばいいのか」という視点で、『マンガを読んで小説家になろう!』の感想を書きます。
「読める人」と「書ける人」
私は小説家になりたいと思っています。
でも、表現したいもの、書きたいものが特にあるわけではありません。
ただ単純に読書が好きで、その延長で自分も小説を書けたらいいなと思っている。
こういう人は、「読める人」ではあるけど、「書ける人」ではないんですね。
いざ小説を書こうを思っても、一向に筆が進まない……!
だから、「どうやったら小説家になれるんだろ?」と思って、何をしていいかわからず途方に暮れるわけです。
そういう意味で、私は「書けない人」なんです。
「書けない人」の戦略
「書きたいものがなくても、小説家にはなれるんです」と、『マンガを読んで小説家になろう!』に書いてありました!!!
書きたいものがあるなら書けばいい。でも、それって売れるとは限らないよ。というようなことまで書いてありました。
とても背中を押されますね。
私はどこかで、天才じゃないと小説家になれない、と思っていたのですが、どうやらそうでもないみたいです。
凡人が小説家になるための戦略は、すべての物語は「パターン」と「バリエーション」から成り立っている、と割り切ること。
例えば、パターンは大別して4つ。
・主人公成長・破滅もの
・旅もの
・最初から英雄、天才もの
・特殊なキャラ日常生活ひっかきまわしもの
バリエーションも大別して4つ
・テーマ
・キャラ
・特徴
・世界観
これらの組み合わせで、システマチックに物語を構成すべきとのこと。
それで、上記のパターンとバリーションを学ぶためには、マンガだったり映画だったりでもいいわけです。
私は小説家になりたいくせに、小説は月に2冊ぐらいしか読みません。
でも、マンガでも勉強になるんですね。私、週間少年ジャンプなら毎週欠かさず読んでいます。
ということで、もっといっぱいマンガを読もうと思いました!
まとめ
『マンガを読んで小説家になろう!』を読んで、ますます小説家になりたい気持ちが強くなりました。
書きたいものがなくても小説家をめざしてもいいんだ、と。
そのためには、やはり創作の研究ですね。
勉強はわりかし好きな方なので、もっともっと創作の勉強を深めていきます。
私は、売れっ子小説家になりたいわけではなく、一生に一冊は自分の本を出してみたい、という低い目標でやっています。
小説が好き、マンガが好き、その延長でこれからも頑張っていこうと思います。